小林烈さんにお聞きしました

このページはDTPエキスパート・小林烈さんへのインタビュー記事を掲載しています。仕事に対する考え方やお人柄が垣間見えるものになればと思います。聞き手は運営担当Adeeです。


【Adee】そもそも、DTPエキスパートというのは何をする人なんですか?
【小林】一言で言えば「プリンティングディレクション」でしょうか。
それぞれ、勤め先や配属によって様々なんですけどね、実情は。
広報資材やビジネスチャート、ロジックのビジュアライズはデザイナー任せにはできません

広報資材やビジネスチャート、
ロジックのビジュアライズはデザイナー任せにはできません

あからさまに言えば、印刷に関することで、「ヨソではもっと上手くやってるんじゃないの?」という疑問にお答えする役の人と思っています。

【Adee】小林さんの場合、印刷以外にもWebやニューメディア(死語)系にも強いですよね。
【小林】そもそもは趣味の延長線上だったんですが (^◇^;)
Webも動画も、ほんのハシリの頃からいじり始めてますねえ。
あれこれ総当たり的に試行錯誤してるうちに、だんだん周りの環境が整ってきて、やがて商品化の相談が来る様になり、といって外注先は存在しないんで自力で‥‥というパターンの繰り返しです。
DTPもそうでした。まぁ、Mac以前はDTPとは言いませんが、入社案内のコピーが2万字にもなってしまったので、ラフにはプリンタ出力をコピーで拡大縮小して貼り付け、写植はTEXTデータをJGAWKで整形して電算写植機に流し込む —— なんて、なんだかんだ、先DTP紀からデジタル利用を始めていました。

【Adee】なるほど。コピーライターでDTPエキスパートというのは、ちょっと変わった経歴かなと思っていましたが、接点はそのあたりでしたか。
【小林】それもありますが、むしろディレクションの都合ですねぇ。
当時勤めていた会社では、デザインが全部外注だったもので、もうデザイナーのスキルがバラバラで(笑)、発注側でテクニカルディレクションまでしないと安心できなかったんですね。
テキストの流し込みとか、一括変換とか、バッチ処理的なものは特に。印刷会社の対応もバラバラだったし、画像の発色なんかは結構ギャンブルでしたし。

機動力もあります!

機動力もあります!

ただ、その状況は今でも変わらないんですよ。デザイナーも印刷会社も。
DTPの全体状況としては、むしろ、選択肢が増えた分、より混乱が深まっている感じです。Illustratorのバージョン管理だけでも大騒ぎですよ ( TДT) 一応全国的な標準化ができているのは、Illustrator 8のワークフローだけと言って過言ではないでしょう。

【Adee】依頼者はたまらないですね。それでは、上手な印刷発注の極意とは?
【小林】一番良いのは、社内に「目利き」のできる指導的な社員を育てることです。
セカンドベストは、信頼できる「ディレクター」を捜すことでしょうか。
デザイナーや印刷営業は、それほど深い専門知識を持っていないケースが殆どと思っていいでしょう。
まぁ、Buccaneerを頼っていただくというのも、比較的、賢いやり方の一つではあります、などと‥‥ (^▽^;)

【Adee】(^ ^)本日はお忙しいところ、どうもありがとうございました。

※文中の外部リンクは小林さんの補足によるものです。ご参照ください。